ストレスと血圧
また図4にあるように精神的ストレスによっても、私たちの脳は自律神経機能を抑制したり、あるいは逆に過剰に活動させたりします。
一般的に子どもや若い女性では精神的ストレスがかかると交感神経活動が抑制されるようです。
その結果、血管を収縮する働きが弱くなるため、心臓に血液が戻らず、血圧がどんどんと低下してしまうのです。このような状態を起立性低血圧と呼びます。
起立性低血圧では、からだを横にしているときには脳血流は低下しませんが、からだを起こすと、いま述べたような理由で脳血流が低下して、さまざまな症状が現れるのです。
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